中国・成都の郊外、都江堰にある熊猫楽園(中国大熊猫保护研究中心 都江堰基地)で念願のパンダ飼育員ボランティアしてきましたので参加方法などをご紹介します!
ここは希望すればパンダ抱っこもできる施設です。
日本に住んでいるパンダの親戚さんたちにも色々と会うことができました。
都江堰は成都から鉄道で30分でいくことができます。
パンダ好きにとっては成都にあるパンダ基地「成都大熊猫繁育研究基地」と合わせて行きたいスポットです。
成都大熊猫繁育研究基地についての記事はこちらです。
パンダ抱っこもできる熊猫楽園とは?
成都近郊にはパンダが見られる施設が色々とあり、混乱してしまうことも少なくないようです。
実際トリップアドバイザーの口コミ(こちらから見られます⇒熊猫楽園【トリップアドバイザー】)もいろいろなパンダ基地のものが混在しているようです・・・。
今回紹介する熊猫楽園とは「中国大熊猫保护研究中心 都江堰基地」という正式名称?で臥龍系の施設です。
(四川省のパンダ基地は大きく2系統に分かれていて、成都系(成都の大熊猫繁育研究基地がメイン・・・和歌山白浜のパンダさんたちはこちら系)と臥龍系(中心系とも言われる四川大地震でかなりの被害を受けた基地・・・上野のリーリーシンシンたちの故郷)の2系統があります)
もともとはパンダの病院という熊猫楽園。目の前のバス停も熊猫疾控中心という名前です。
熊猫楽園はパンダボランティアができる施設のうち、成都の街中から最もアクセスしやすい(公共交通機関でスイスイと行ける)ところです。
パンダ飼育員ボランティアって?
今回この熊猫楽園でパンダ飼育員ボランティアに参加したわけですが、ボランティアといっても日本語のニュアンスの無償奉仕のようなものではありません。
このパンダボランティアは、いわゆる観光客向けのパンダ飼育員ボランティアプログラムというものにお金を払って参加できるというものです。
パンダのケージに入ってお掃除をしたり、えさやりをしたり飼育員さんのマネごとのようなことをさせていただけるパンダ好きには夢のようなプログラムなんです。
またパンダを抱っこ(というか並んで座り、触ることができる)して、一緒に写真をとることができるプログラムもここでは実施されています。
1日で両方参加することも可能ですし、どちらか一方だけでももちろんOKです。
熊猫楽園 ボランティア パンダ抱っこ申込方法
個人で熊猫楽園のボランティアに参加したい場合は、施設に直接メールで問い合わせれば詳細を返信してくれます。
熊猫楽園でボランティアをしている人は海外からの旅行者(英語圏の人が多かった)がほとんどのようですが、ガイドをつけてツアーできている人が多いようでした。
トリップアドバイザーでも公式サイトというところをクリックすると飛ぶのはツアーのエージェントですよね(^-^;
ツアーだとホテル送迎がつくので、公共交通機関の行き帰りがちょっと不安という場合はおすすめです。
ただ、成都からの高速鉄道片道10元(180円くらい)バス片道2元(36円くらい?)という安さですし、鉄道も快適でしたよ。
ツアーを通して申し込むならトリップアドバイザーの公式サイトにあるところでも良さそうですし、値段はかなり高いですが日本語ガイドを希望すればつけられるというところもありました。
ご参考⇒東チベット旅行倶楽部 パンダボランティア
ツアーを利用するならボランティアやパンダ抱っこの申し込みは全てツアー会社に任せれられます。
今回の記事のようにツアーではなく公共交通機関で行くなら(高速鉄道楽しいですよ!)シンプルに熊猫楽園の施設に直接問い合わせればOKです。
今回は4travelのスイカ様の旅行記を色々と参考にさせていただき、熊猫楽園に英語でメールを送ってみるとすぐに返事をいただけました!
参加できるのは12歳から65歳、1日30人限定ということで、すぐに希望の日程を連絡して予約をしました。
その後、申込書と健康診断書(熊猫楽園のスタッフさんがメールに添付してくれますので必要事項を記入します)を後日メールに添付して送付すればOKです。
会社の健康診断書などでも代用できそうですが、必要な項目があるそうなので、そのへんの細かいことは施設の方に直接お問い合わせくださいませ。
連絡先はこちらのサイトにあるメールアドレスです(公式サイトだと思うのですが・・・連絡先は正確です!)
大熊猫 全球网
熊猫楽園への行き方 アクセス方法
熊猫楽園は目の前にバス停(熊猫疾控中心)があり、バスもほぼ10分~15分置きに運行されているということでアクセス良好です。
バス停に時刻表などはないのですが、実際、行き帰りとも5分くらい待てばバスが来ました(そして結構混んでました)。
成都中心部から熊猫楽園に行くには、高速鉄道で青城山駅(成都から約30分)に行き、そこから102番のバスで15分くらいで着きます。
青城山駅からのバス経路はこんな感じです。
(百度地図より)
中国ではグーグルマップがあまり役にたちませんが、代わりに?百度地図というアプリがめちゃくちゃ便利なので是非活用してくださいね。
⇒百度地図(web版)
熊猫楽園のパンダボランティアに成都から高速鉄道で行ってみた
成都から、熊猫楽園がある青城山行きの高速鉄道は、主に犀浦という駅から出ています。
中心部(天府広場)のホテルからそこまでは地下鉄で30分くらいかかりました。
飼育員ボランティアプログラムの開始時間は9時ということで、8時半までには青城山駅に着くよう電車を予約していました。
朝イチでホテルで朝食をとって、地下鉄駅へ・・・。
まだショッピング街もオープンしていなくて地上からのエスカレーターも止まっていましたが地下鉄は元気に?運行中でした。
成都の地下鉄は荷物チェックがあります。
飛行機のように手荷物を機械に通せばいいのでさほど時間をとられるわけではありません。
今回、高速鉄道の切符は日本から予約していきました。
ドイツなどのように公式サイトで直接というのは見当たらずCtripというサイト(Trip.com)から予約したのですが、ひとり片道10元の運賃に対して予約料が40元(1予約ごとにまとめて)かかりました・・。
成都の高速鉄道に乗るのは初めてだったので予約しましたが、前日までに駅で購入する機会があるならば予約はいらないかもしれません。
ただ、当日だと帰りの鉄道は売り切れている場合もありましたので早めに購入しておくのがおすすめです。
Ctrip予約 切符の受け取りと利用方法
Ctrip(Trip.com)で予約した切符は配送か引取りを選べますが、配送だと滞在先のホテルに配達してもらうことになりちょっと不安なので、引き取りを選びました。公式サイトによれば当日乗車するまでに鉄道駅か正規きっぷ販売代理所で受け取らなければいけません。
どれがきっぷの販売代理所なのかよくわからないし、中国語もちっとも上達しないワタクシ当日乗車前に駅で引換えました。
駅の窓口で予約番号を書いたものとパスポート(乗車するひと全員分)を見せるとすぐにチケットを発行してくれます。
特に問題もなくスムーズに駅員さんが対応してくれますよ。
窓口は混雑する場合もあるので、複数の旅程分の予約をしていた場合は、最初にまとめて発券しておくことをおすすめします。
そうすれば次回からは切符を引き換える必要がないので時間に余裕ができますし、地下鉄との接続も楽です。
高速鉄道駅
地下鉄で犀浦駅についたら、ホームにも鉄道乗り換え口があります。
切符さえもっていればそのままホームにある検問を受ければOKなのですが、今回はまだ切符を発券していないので、一旦改札を出て、鉄道駅の窓口まで行く必要がありました。
矢印に従って歩いていくとすぐに自動販売機のようなところがありました。
その隣の窓口で予約番号を書いた紙をだして切符を発券してもらいました。
検問といいましたが、成都の鉄道駅は、切符のない人は基本的に入れないようになっています。
駅に入るのに全員id(パスポート)と切符をだして検問?のようなものを受けます。
検問?といっても行列はどんどん流れるので慣れてしまえばなんてことありませんでした。
(今回の旅では何度か高速鉄道を利用したので、最後の方はお菓子を食べながら検問に入ったり、すっかり慣れた私たち・・・)
検問を終えて待合室でちょっとのんびりします。
自動改札も発車時刻の15分前くらいにならないとあきません。
必ずできる行列。
新幹線と同じような車両がやってきました。
乗る前は人がとても多く感じられますが、乗ってみると特に混雑もしていません。
ctripだと軟座(1等席)という予約ですが、使われる車両によって、席(の質)が全然違いました。
乗ってみると快適でスピードは200キロ近く出ています。
どんどん風景がのどかになると思ったら
あっという間にキレイな山の景色に変わっていきました!
青城山駅から熊猫楽園
この路線の終点、青城山駅で降ります。
駅を出るとタクシーの呼び込みがすごいですが、今回はバスが充実しているのでスルー。
ほとんどの人がスルーしていましたね。
この呼び込み群を抜けまっすぐ進んでいけばそこはバスターミナルです。
熊猫楽園に行く102番という表示があるところで待っていればOKですよ。
またもや変なパンダイラストのバスがやってきました(^-^;
バスは前の扉からのって料金(2元)を払います。
コインでもお札でもOKです。ただお釣りがないので、ちょうどない場合は5元とかを払うしかないそうです。
バスは押しボタンで降車を知らせるものでしたが、ボタンがちょっとわかりにくかったですし、混雑していたら押しにくいかもしれません。
不安な場合は最初に熊猫(しゅんまお)と運転手さんに伝えておく方が良いかもしれません。
運転手さんは無愛想に見えて(すみません)皆さん親切な方が多かったです。
わかりやすい道路看板もあります。はるばるやってきたよ~!
大きなパンダの看板ときれいな緑。
駐車場には思ったより車やバスがいっぱいいる~!
ネットで何度か見ていた門の横を通って
受付で名前をいえば、ゲートを通してくれます。
ちなみにボランティアは1日700元(入場料・昼食込)です。
パンダ抱っこは1800元(変動あり)とのことです。
普通に入場してパンダを見るだけなら58元です!
ボランティアとパンダ抱っこは合わせて体験できますが、そうするとここにいる他のパンダさんを午前中にじっくり見る時間がなくなります。
我が家はもうこの日しか熊猫楽園に来れないし、その他諸々の事情により今回はパンダ抱っこは見送りました(^-^;
パンダボランティア 掃除と餌やり
そうそうこのツナギ!!いつもネットで見てましたよ~(´∀`)
事務所で受付をすませたら、代金(クレジットカードが使えます)を払い着替えて準備完了。
荷物は鍵付きのロッカーに入れます。
飼育員ボランティアは4つくらいのグループに分かれて、グループごとに担当の方がついてくれます。
基本的に全て英語で進められましたが、日本語がしゃべれるスタッフさんもいらっしゃいました。
さて、最初は個人的に一番不安?だったお掃除。
掃除・・・できるだろうか??(とても40代主婦とは思えないセリフですみません)とちょっと心配でしたが、パンダさんの部屋はさほど汚れておらず、笹を集めて水をかけてモップかけて・・・とすぐに終わりました(おそらく事前にある程度片付けてくださっているのでしょう)。
掃除中、いきなり可愛いぱんだちゃん(迪迪)がのぞいてくるのでキャー(≧∇≦)となります。
掃除の出来具合にOKをもらえたら(!)パンダ抱っこ組は抱っこ写真撮影にいき、そのほかは自由時間です。
1時間以上、じっくり他のパンダさんを自由に見に行ってOKとのことで、意気揚々と出かけて行きました。
のどかな山の中をテクテク歩きます。
熊猫楽園はこじんまりとしていて案内板もわかりやすいです。
元気に遊ぶパンダ。
こっちでは2016年生まれの子どもパンダがじゃれじゃれ。
女の子パンダ同士で和歌山の桜浜ちゃんと桃浜ちゃんを思い出します(^-^)
ここもお約束?レッサーパンダもいます。
観光客もさほど多くないのでゆっくり見学できるのも嬉しい。
見学後はお楽しみのえさやりタイム!!
人参とパンダケーキをひとり1回ずつ好きなパンダさんにあげられます。
スタッフさんが最初におやつをあげると本当に嬉しそうにします(´∀`)
白浜のアドベンチャーワールドで棒についたおやつをあげたことはあったけれど、直接パンダさんに手でえさをあげるのは初めて!!
上手にぱんださんも食べてくれます。
↑おとなしく待ってくれる森森(上野のママパンダ・シンシンの弟だそう!)。
ボランティアをしている大人も子供もみんなとっても嬉しそうな顔をしていたのが印象的でした。
熊猫楽園パンダボランティアでの昼食
えさやりのあとは、そのままパンダさんを見ながら一旦事務所に帰って昼食タイムと休憩です。
従業員食堂のようなところで、皆さんと一緒にご飯。
中華っぽいテーブルもありました。
トレイを渡されるので好きなものをビュッフェ形式でいただけます。
とっても美味しかったです~(^-^)
子どもからも「日本に帰ったらこれ作って」とリクエストされるほど。
赤いものはやっぱり辛いですが、皆さん平気でよく食べる!!
四川、果物も美味しいです!!ごちそうさまでした。
昼食タイムも1時間ほどあるので、食べたらパンダさんをまた見に行けますよ!!
パンダビデオとパンダケーキ作り
食休みに?臥龍基地のビデオを見ました。
可愛い赤ちゃんパンダや繁殖、基地の地震や、野性化訓練についてなどなど。
その後、またパンダ舎に行って夢の餌遣りタイム。
ボランティアさん同士で話して、それぞれ午前中とは違うパンダさんにオヤツをあげることにしました(^-^)
飼育員ボランティアプログラムもそろそろ終わり・・・最後はパンダケーキ作りです。
パンダケーキの説明を受けて・・・
あらかじめ用意してくれた生地を成形します。
思いのままにみんなコネコネ・・・
いろいろな作品が出来上がりました!
パンダケーキ作りが終わったら修了証とちょっとしたお土産をもらって解散です。
ボランティアプログラムが終わるのはだいたい3時すぎなのでまだパンダさんが見られます!
でもガイド付きのツアーの方は皆さん即効で帰っていってしまいました。
じっくり見るならツアーじゃない方がいいのかもと思いましたが、ツアーでも希望すれば送迎時間は調整可能かもしれません。
熊猫楽園のパンダさんたち
最後にボランティアの合間に見たパンダさんの写真を少し・・・。
まずは楽しみにしていた上野シンシンの母、英英さん。
シャンシャンのおばあちゃんですね(^-^)
お孫さんが日本では大スターですよぉ~と心の中で話しかけ・・
神戸にいるキュートパンダ、タンタンのお兄さん希梦さん。
アドベンチャーワールド初代グレートマザー梅梅さんの双子のお姉さん蜀蘭も元気そう。
世間は・・・っていうかパンダ界は・・・ですね!
とっても夢のような時間を過ごすことができる熊猫楽園パンダボランティアプログラム。
スタッフさんも皆さんとっても親切で本当にお世話になりました。
成都からのアクセスも良好ですし、のんびりパンダさんを見るだけでも十二分に楽しめますので是非どうぞ!!
(日本では上野のシンシン・リーリーや神戸のタンタンが臥龍系のパンダさんですね)
⇒【可愛いパンダがすぐそこに!】日帰り臥龍パンダ研究センター見学ツアー
僻地にある臥龍パンダ基地なのでこういったツアーは便利ですが、見学時間がもっとあればなぁ(;_;)
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