子どもの海外留学や修学旅行に 海外トラベルプリペイドカードを発行し比較してみました

トラベルプリペイドカード

先日、子どもが学校で海外に行くことになりました。
そこで心配になったのが現地で使うお金です。

子どもなのでクレジットカードも持っていませんが、
かといって現金を多く持たせるのも怖い。

割と長めの滞在だったので、どうしてもお金は必要となります。

そんなとき、「コレ使えそう」と思ったのが
海外専用のキャッシュプリペイドカード
(海外プリペイドカード)でした。

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海外プリペイドカードのメリット

銀行口座が不要

海外プリペイドカードと、海外でも使用可能なキャッシュカードとの一番の違いは、
海外プリペイドカードは、銀行口座が不要ということです。

プリペイドカードという名の通り、
事前にお金を指定の口座に振り込み、その範囲で
現地のATMで引き出しが可能となるというものです。

ですので、万一盗難にあっても
キャッシュカードだと銀行口座残高すべてを引き出されてしまう恐れがありますが、
プリペイドカードは、事前に入金した範囲以上に被害が及ぶことはないのです。

また、事前に入金した範囲内なら、
クレジットカードと同じようにお店でも使えます。

審査がない

クレジットカードと違い、プリペイドカードなので審査が不要でだれでも申し込めます。

まさに、子どもの旅行や留学中に持たせるのにピッタリです。

どちらも無料で発行できるので、この際、
キャッシュパスポートと マネパカードの両方を発行して比較してみることにしました。

キャッシュパスポートとマネパカード

今回申し込んだのは、キャッシュパスポートとマネパカードの2つです。

マネパカード キャッシュパスポート

どちらも申し込みから1週間くらいでカードが送られてきましたが、

キャッシュパスポートの方は、カードが発行されてからマイナンバーのコピーなどを送付する必要がありました。

一方マネパカードの方は、申し込み時に、ネット上でマイナンバーの送付までが可能でした。

キャッシュパスポート マネパカード 比較表

キャッシュパスポート マネパカード
発行元 マスターカードプリペイドマネージメントサービシーズ株式会社 株式会社マネーパートナーズ
チャージできる通貨 日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、SGドル、香港ドル 米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル
入金手数料(カードに現金をチャージする時の手数料) 入金額の1% なし
ATM引き出し手数料(通貨別/1回) 200円、2米ドル、1.75€、1.50ポンド、2.5豪ドル、2.75NZドル、2カナダドル、2.50SGドル、14香港ドル 2米ドル、1.75€、1.50ポンド、2.5豪ドル、20香港ドル
為替手数料(チャージしてない通貨の決済をする時の手数料) 4% 3%
月間カード管理料 無料又は150円/月 なし
カード再発行手数料 なし 1000円+消費税
年齢制限 なし 15歳以上
カード清算手数料 500円+消費税 残高のないカード解約は無料だが、残高から出金するには(500円+消費税)/回がかかる
スペアカードの有無 初回に1枚無料で発行 なし
日本国内での利用 不可 ショッピング可

過去12か月間取引がない場合13か月目から発生。

チャージできる通貨以外では使えないの?

どちらもチャージできる通貨以外の決済にも使えますが、
この場合、キャッシュパスポートは4%,マネパカードは3%の手数料がかかってきます。

入金手数料について

プリペイドカードなので、最初に現金を入金しないといけませんが、
どちらも指定の口座(三井住友銀行)に振込むことになります。
(マネパカードは、FX口座と連携してそこから入金することも可能です)。

その際、キャッシュパスポートは1%の手数料が引かれた金額が残高となりますが、
マネパカードの方は入金手数料は無料です。
但し、どちらも振込手数料がかかります。
(マネパカードの方はFX口座があれば、入金を無料にすることも可能です。)

盗難や紛失などトラブルへの対応

どちらも電話にて24時間受け付けてくれます。

キャッシュパスポートはあらかじめスペアカードが1枚ついてくるので
現地にいる子どもが盗難などトラブルにあった時にも安心できます。

旅行で残高が余った時は?

旅行のためなどにプリペイドカードを発行し、残高が余った場合は、
カードの有効期限内ならいつでも次回以降の旅行で使用できるのですが、
旅行の予定がない場合など、残高を出金しようとすると
どちらも500円+消費税がかかってしまいます。

但し、マネパカードの方は、FX口座を開設すれば、口座間の移動が無料にできるようですが、
今回は未成年に持たせるのでその作戦は利用できませんでした。

FX口座は開設するだけでよいので20歳以上の方でマネパカードを利用する方は
一緒に開設しておくと便利になりそうです。

また、マネパカードは日本国内でショッピングにも使えるのも便利ですね。

暗証番号について

キャッシュパスポートの方は、暗証番号があらかじめ決められており、覚える必要がありますが、HPのマイページから参照することができます。

一方、マネパカードの方は、申し込み時に自分で暗証番号を設定しますが、
暗証番号を忘れてしまったら参照する手立てがありません!
ATMで5回間違えるとカードが使用不可になり、再発行(1000円+消費税)しないといけません。

暗証番号は忘れないようする必要があります!!

海外プリペイドカードを、子どもに使わせてみて感じたこと

海外プリペイドカードの便利な点

銀行口座が不要
年齢制限がない
クレジットと違い審査もない

盗難紛失などがあっても最悪事前入金した範囲までしか被害が及ばない

海外プリペイドカードのデメリット

FX口座などがない場合は、事前に入金するのに手数料もかかる。

使わなくなった場合の残高の出金に手数料がかかり処理もちょっと面倒。

キャッシュパスポートは12か月を超えて使用していないと管理手数料150円/月もかかる。

留学や学校行事などで子どもに持たせるのにはおすすめ

手間などを考えるとクレジットカードがあればそれが一番かと思いますが、
未成年などクレジットカードが持てない場合、
特に長期留学などで、定期的に海外に送金する場合は銀行口座も不要で便利です。

実際子どもに持たせてみて、多く現金を持たせるより、このカードを持たせたことで、万一お金が足りなくなっても追加で振り込むことができるとお互い安心できたのが一番良かったです(^-^)

最近は修学旅行や語学研修など、学校でも海外に行く機会が多いと思います。

未成年のお金管理には必要な分だけ入金してから持たせられる海外トラベルプリペイドカードはかなりおすすめですよ。

ただ、旅行や短期留学だと、どうしても残高が余って帰国する場合があると思いますが、マネパカードの方は、日本国内で残高を使ってしまえばよいのですが、キャッシュパスポートの方は、日本国内では使えないので、出金するのにも手数料がかかってしまいます。
ギリギリ少な目で入金しておいて、できるだけ海外で使いきってしまう方が良いですね。


※後日追記※
この時発行してから1年以上使用して本当に便利だと思えるポイントや注意点を下の記事にまとめています。
https://travelkojin.com/2018/01/24/post-2340/

マネパカードの公式サイトはこちらです→→海外旅行の必需品!マネパカード

キャッシュパスポート公式サイトはこちらです⇒【公式】キャッシュパスポート

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